渡辺 和徳
脚本家・演出家、9PROJECT LLC代表
(一社)日本文化大衆演劇協会アドバイザー
1978年、東京都生まれ。1999年、つかこうへいが主宰する劇団、北区つかこうへい劇団に7期生として入団。当初は俳優として入団するも、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、商業演劇を中心に数多くの演劇作品の脚本・演出を手がける。
2010年のつかこうへいの逝去に伴い、北区つかこうへい劇団は解散。後継団体「特定非営利活動法人 北区AKT STAGE」に監事として法人運営に携わる。2014年、同じくつかこうへいに師事したメンバーと9PROJECTを設立し、つか作品と自身のオリジナル作品を次々上演。2017年、北区AKT STAGEを退団。
現在は舞台、映像を問わず脚本・演出を手がける他、演技・脚本・児童向けなど、各種ワークショップの講師も行っている。
活動経歴
脚本
2003年から、明治座、新国立劇場、青山劇場など、主に大劇場での商業演劇を中心に執筆。小説や漫画、アニメの舞台化作品も多い。現在は、小劇場から大劇場まで、作品のジャンルを問わず作品を提供している。主な作品に「神州天馬侠」「大江戸緋鳥808」「SAMURAI7」「女信長」「あずみ」など。
2022年より、大衆演劇に新作戯曲を多数執筆。
演出
つかこうへいの存命時より、つか作品の演出を多数任される。現在は自らも主宰する9PROJECTにて、70〜80年代の初期のつかこうへい作品や、自身の脚本作品の演出を手がける。
監督
2017年、シンガーソングライター やなせなな脚本・制作の短編映画「祭りのあと」で初監督。
児童向けの活動
<しまじろうコンサート>
2016年より、しまじろうコンサートの脚本を担当。「しまじろうとクリスマスのねがいごと」「しまじろうともりのきかんしゃ」など。
<児童教室講師>
2019年4月より、小学生〜高校生までの演劇・ダンススクール「9PROOM」を開講。ダンス・演劇を通じたコミュニケーション能力の育成を行っている。
2001〜2017年まで、北区つかこうへい劇団(現 北区AKT STAGE)児童教室で4〜12歳までの児童にダンス・発声・芝居を教える。子役育成というよりも、内気な子を活発にすること、コミュニケーション能力の向上などを目的としており、発表会向けの作品も多数執筆している。
<アウトリーチ>
小学校を訪問しての演劇体験ワークショップや、体育館での児童向け舞台の上演などを行う。
ワークショップ講師
<一般向け>
2010年より、東京都北区の北区文化振興財団とともに8回のワークショップで一本の舞台を作り上げるワークショップ「北区・演技塾」を毎年開催。
<各種スクール講師>
ネオモデルタレントスクールで演技担当講師、八洲学園大学公開講座の講師などを行っている。
<脚本・演出ワークショップ>
2003〜2017年まで、北区つかこうへい劇団(現 北区AKT STAGE)でプロを目指す人を対象に劇作家・演出家ワークショップの講師を担当。現在も希望者を対象に、不定期にワークショップを開催。