プロットというのは、ざっくりと言ってしまえば、脚本の全体の構成を短くまとめたものです。どこまで書いたものをプロットと呼ぶのかは人によって違い、全体のざっくりしたあらすじをプロットと呼ぶ人もいます。 僕の場合は「シーン1 …...
2-2. 物語を形作るもの – キャラクター・関係性・目的・場所
ここでは、物語を生み出すために必要な要素について話しておきたいと思います。言葉の定義の話が続きますが、この先の講座を進める上でとても重要なことです。ちょっとだけ我慢してください。この四つの要素が、どのように物語の中で活き…...
2-3. 基本の三部構成 – 初め・真ん中・終わり
物語を3つのパートにわけて構成する方法論は、古くは古代ギリシアのアリストテレスが提唱し、ハリウッド式の脚本術として現代でも広く使われています。僕はこのハリウッド式の脚本術に、若干のアレンジをして使用しています。これについ…...
2-4. 主人公の目的 – 表向きの目的と内面の目的
さて、パートごとの役割が見えたところで、今度は主人公の内面にフォーカスを当てたいと思います。物語とは、人間が変化していくものだ、ということは前述しました。そのために、主人公の目的を明確にします。 主人公の目的(1) …...
2-5. キャラクターを配置する
ここまでで、主人公の初めと終わりが決まり、表向きの目的と内面の目的が定められました。内面の目的は、中間点で大きく変わり、主人公は自身の欠損に気づき、その欠損と対峙しながら、乗り越えるべき壁に立ち向かいます。そして壁を乗り…...
2-6. 物語をおもしろくするもの
プロットの完成 主人公の表向きと内面の目的が決まり、全体の構成が見えてきました。その主人公の変化を起こすためのサブキャラクターの配置も決まりました。サブキャラクター自身の物語も見えてきています。もう、皆さんの中には、自分…...
2-7. 寄り道 – 自分の書いたものに執着してはいけない
アイデアというものは、連鎖で生まれてくるものだというお話は前にしました。 あれも出来るんじゃないか、これも出来るんじゃないか、だったらもっとこうしてみようか…。そうやってどんどんと連鎖させていった結果、本来の筋からかけ離…...