初心者からの演劇ワークショップ

「初心者からの演劇ワークショップ」は、出張型のワークショップです。

演劇を始めようと思っている方や、役者志望ではないけど演技をやってみたい方、市民劇団などで芝居をやっているけれど「もっといろいろ学びたい!」と思っている方…もちろん、すでに活動している劇団学生劇団中学や高校の演劇部などなど、どんな方でも構いません!

参加者が2名以上いれば、どこにでもお伺いして、ワークショップを行います!

◇開催概要

開催日:ご希望をお伺いします。
所要時間:4時間(ご希望があれば、短時間も承ります)
受講料:2,000円/1名 + 交通費(最低料金 8,000円)
お申込方法:ご希望の日時・人数を記載の上、フォームからご連絡ください。

「演劇」というコミュニケーションの実践

このワークショップでは「相手とコミュニケーションすること」に重点を置いています。ここで言う「相手」には、自分がセリフをしゃべりかける「相手役」だけでなく、それを見ている「観客」も含みます。自分の行動が周りからはどのように見え、それが「相手」にどのように伝わるか…それをていねいに確認していくことで「伝わる演技=正しいコミュニケーション」を目指します。

ですから、これは決して俳優だけを対象としたワークショップではありません。「コミュニケーション能力」は、今や社会において最も重要視される能力であり、企業研修などでも「演劇」が取り入れられることは、めずらしくなくなってきています。

人とうまく話せない…もっとコミュニケーションスキルを磨きたい…そんな方もぜひ、この「初心者からの演劇ワークショップ」をご利用ください。経験は、まったく必要ありません!

このワークショップでは…

  • 遊びの要素が多いので、慣れない人でも楽しみながら自己表現を行えます。
  • 演劇に正解はありません。「失敗したらどうしよう…」という不安は無用です。
  • 参加者一人一人に合わせてアドバイスを行うので、自分が伸ばしたいところにフォーカスできます。
  • ディスカッションを通じて、ひとつのテキストを無数に解釈していくので、自分にはない感覚を取り入れていくことができます。

◇講座内容

参加者の経験によって内容は変わりますが、大まかな流れです。

・ウォーミングアップ
軽いストレッチやシアターゲームで体をほぐしながら「コントロールできる身体作り」を行います。

・心と身体の連動
心の状態によって、身体がどのように反応を変えるのか。他者との関係性の中で起こる「身体の自然な反応」を確認していくことで、舞台上で自然体でいられる身体を目指します。

・練習用テキストを用いた演技実践
短い課題テキストを用いて演技の実践を行います。内容は参加者により様々に変化しますが、必ず「自分と相手役とのコミュニケーション」「自分と観客とのコミュニケーション」を意識しながら演技を行います。自分勝手な表現に陥らず、きちんと「伝わる演技」とは何かを考えます。

初心者からの演劇ワークショップ講師 – 渡辺 和徳

脚本家・演出家、9PROJECT主宰。
1999年、つかこうへいが主宰する劇団、北区つかこうへい劇団に7期生として入団。当初は俳優として入団するも、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。

2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、青山劇場、明治座、新国立劇場、日生劇場などで商業演劇を中心に数多くの演劇作品の脚本・演出を手がける。

現在は舞台、映像を問わず脚本・演出を手がける他、演技・脚本・児童向けなど、各種ワークショップの講師も行っている。